シーザリオ、ラインクラフト、シーキングザパール | さつま揚げの一夜干し

シーザリオ、ラインクラフト、シーキングザパール

シーザリオ、やりましたね。

内国産牝馬初の海外GI制覇です。

父内国産馬に限れば史上初だったかしら?

また、牝馬での勝ち馬はシーキングザパール以来ですね。


アメリカンオークスの勝ちっぷりは圧巻でした。

現地のアナウンサーも

「ジャパニーズ スーパースタァー シーザリオーッ」

と絶叫するくらいですから、そら強かった。

残り600メートルで先頭に立つと、そのまま影をも踏ませぬぶっちぎり劇。

しかもレコード決着のおまけつき。


ところで、シーザリオは2番人気だったそうです。

日本の馬が正当に評価され、順当に勝つことができる。

日本馬のレベルも上がってきたということでしょう。


アメリカは芝のレベルが低い、とは言いながら、

レコードで圧勝したのは素晴しいことです。

これでブリーダーズカップなどで好走できれば、さらに日本馬の強さを証明することが出来るでしょう。

(陣営も「ブリーダーズカップも視野に入れている」とのこと)


いやいや、今年の3歳はなかなか見ものです。

三冠がかかるディープインパクトは無論要チェックですが、

やっぱり牝馬がかなりアツイですね。

ラインクラフトも、牡馬に混じってマイルカップを勝ったのはシーキングザパール以来だってんだから、

たまげたものです。

ラインクラフトと、シーザリオの直接対決も観てみたいものです。


今年は何かにつけて、シーキングザパールが思い出される上半期でした。

今なおこうして語られるほどに、パールは記憶に残る馬でした。


先月10日、シーキングザパールがアメリカで亡くなったそうです。

11年という短い生涯でした。


早すぎだ、と思う一方で、

もうそんなに月日が経ってるのか、とも思います。


競馬の世界では、タイムリーだと思っていたものも、すぐさま過去のものになっていきます。

だけど、過去の素晴しい馬たちは、決して忘れ去られることがありません。

1つの記録が生み出されるごとに、1つの記憶がよみがえる。

こうしたところにも、競馬の魅力があるのかもしれませんね。